こんにちは、THE COACHです。わたしたちはオンラインのコーチングサービスTHE COACH Meetを運営しています。
THE COACH Meetには、自己分析・自己探求を目的としてコーチングを受け始める方も多くいらっしゃいます。今回お話を伺った、柿迫さんもそのお一人。「自分と向き合うことを避けていた」と語る柿迫さんが、THE COACH Meetでのコーチングセッションを通して得た気づきと、その後の変化を伺いました。
自分の内側に眠っていることを見てみたい
——最初にコーチングを知ったきっかけを教えてください。
会社で行われたマネージャー研修で知りました。そのときはマネジメント、なかでも1on1で使う一種のスキルやノウハウとして考えていました。
——なぜコーチングを受けてみようと思ったのでしょうか?
コーチングを受けようと思ったのは、いろいろと迷っていたとき。自分でお店を作ろうと会社を休職して準備していたのですが、さまざまな事情からお店をひらくのが難しくなってしまったタイミングでした。
はじめは心を落ち着かせるために、サウナに行ったんです。サウナに入りながら「そもそも自分は何がしたいんだっけ?」と考えていたら、「自分の時間を作りたいな」「自分に立ち返りたいな」とふと感じて。これまで自分と向き合うことを避けていたのですが、行き詰まって少し立ち止まらざるを得なくなったことで、一度、自分の内側に眠っていることを見てみたいと思うようになったんだと思います。
でも、自分と向き合うのは、やっぱり難しいことじゃないですか。だから、一人でやるよりも誰かと一緒にやったほうが深く考えられそうだなと思い、コーチングを受けることに決めました。
受けたのは「心の見えていない部分や人生のビジョンと向き合うコーチング」
——THE COACH Meetを選んだ理由を教えてください。
じつは、THE COACH Meetを受けるまえにも、コーチングの書籍を自分で購入したり、ほかのコーチングサービスを利用したりしていました。
その際に、THE COACHが行っているコーチングスクール『THE COACH ICP』の説明会にも行きました。THE COACHが話すコーチングへの考え方が、そのとき読んでいた書籍やほかのコーチングサービスと異なる部分もあって、少し気になったんです。
——どこが異なっていると感じられましたか?
それまで触れていた書籍やサービスは、クライアントにいかにアクションを起こさせるか、続けさせるかを重視した内容だったんですよね。
一方でTHE COACHは、心の内側のモヤがかかっている部分と向き合うこと、言葉にすることを重視している印象を受けました。それが「あ、いいな」と。僕は、自分を深堀していきたいと思ってコーチングに興味を持ったので、THE COACH Meetも受けてみたいと思いました。
現在もTHE COACH Meet含め複数のコーチングサービスを並行して受けていますが、THE COACHに対する印象は変わっていません。THE COACH Meetには心の見えていない部分や人生のビジョンと向き合うコーチングを得意としているコーチが多いと思います。手っ取り早く行動を起こすよりも、まず「自己探求・自己分析」がしたい人に向いているサービスだと感じています。
コーチングの気付きから、人を信じられるようになった
——セッションの内容を教えてください。
自分が感じていることや原体験をほぐしていって、自分について考えて見つめていく内容でした。
初回のセッションでコーチに聞いた内容に「サブ・パーソナリティ」という概念があります。簡単にいえば「人格はひとつではなく、さまざまな副人格(サブ・パーソナリティ)が自分の内側に存在する」というものです。このサブ・パーソナリティが、僕たちの無意識のうちに行動や思考に影響を与えていると。ちなみにサブ・パーソナリティは自分のなかに5000以上あると言われている説もあるそうです。
セッションでは、僕が持っている「サブ・パーソナリティ」を見つけて、名前をつけていく作業を行いました。僕の場合は、他人をすぐに評価する「ジャッジさん」やプライドを持っている「マウントさん」が自分の内側にいるなと分かりました。
これまで認識できていなかった自分の欲求や感情に気づけたことや、サブ・パーソナリティに名前をつけることで自分を客観視しやすくなって、考え方のクセを把握できたことがよかったと思います。
——セッションを通して、どのような変化がありましたか?
大げさかも知れないけれど、人を信じられるようになったと思います。
まず、「ジャッジさん」「マウントさん」といった自分のサブ・パーソナリティに気づいたことで自分のクセが分かって……人と関係を作るときに、相手をジャッジしてしまったり、マウントを取ろうとしてしまったりする自分がいると分かったんです。
そう気づいたことで、「こういう面で自分は人をジャッジしがちだな」「こういうときマウントを取ろうとしてしまうな」などと、自分を分析しやすくなって。ずっと培ってきた思考のクセなので、すぐにやめることは難しかったのですが、ジャッジしたりマウントをとろうしたりする自分がいたら、それに気づいて、そんな自分を認めて、その内にある声を聴くようにしました。
そうした注視を続けていくことで、多分これまで自分が無意識に他人に対して作っていた境界線が薄れていったんだと思います。相手が自分のことをすごく信頼してくれたり、無条件に承認してくれるようになったりと、人との関係が大きく変わっていきました。
そんな好循環のおかげで、いまでは人のことを信じられる余白や余地が広がるようになりました。コーチングを受けてからは人間関係が心地よいものに変化したと思います。
「なにか、その裏に大きなものを感じますね」。コーチがいたから深く内省できた
——コーチの言葉で印象に残っているものはありますか?
「なにか、その裏に大きなものを感じますね」という言葉です。
僕の発言に対する言葉だったのですが、「本当はまだ考えていること、言いたいことがありますよね」と言われたように感じて、ドキッとしました。
——それはドキッとしますね。
多分、僕が答えるときの顔や声色で、隠しているわけじゃないけど、まだ深堀りできるところがあると感じられたんだと思います。
でも、本当にそうで。自分だけだと「よく深堀りした」と満足してしまうラインだったと思うんです。自分では内省し切っていると思っているから、そこから深まっていかなかっただろうなと。そこで、コーチが受け取りつつも「まだ話したいことがありますよね」って優しく突いてくれるから、より深く考えられて、自分の思考のクセや人生のビジョンに気づけたように思います。
人生のビジョンを言葉にできたのは、自分のなかでとても大きなことで。ビジョンという生きていくうえでの意味や意義を明文化したことで、迷ったときに立ち返る場所ができた。簡単に言ってしまえば、生きやすくなったように思います。
——セッションを通して、自己探求・自己分析が進んだのだと伝わります。
コーチと一緒に進められたからこそだと思います。自分について考えるのは海に潜るようなものでキリがないので。そこに付き合ってくれるのは、THE COACHの特徴だと感じています。だから、僕と同じように「自分って何者なんだろう?」「人生のビジョンやテーマを見つけたい」っていう根源的なことを考えたい人に向いているんじゃないでしょうか。一人で考えるより、より深くより本質的にいけると思いますね。
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▼柿迫さんのコーチングを担当した岡部 友理子コーチ