2024.04.09

未知の世界に常に挑んでいる。これが私の人生。THE COACH Meet登録コーチ 西村 慶子さん

THE COACH Meetに登録する、西村 慶子(にしむら けいこ)さんは国際コーチング連盟MCC(マスター認定コーチ)を保有する経験豊富なコーチです。専業主婦からプロコーチとして転身、そしてコーチの育成にも精力的に活動されている西村さん。今回のnoteでは、そんな西村さんの人生の転機となったコーチングとの出会いや今について、お話を聞きました。

西村 慶子(にしむら けいこ)
福井県敦賀市出身、結婚後大阪に移る。以来15年専業主婦だったが、2012年にコーチングに出会いプロコーチとして活動を開始。スクール講師を経て2015年に独立してオフィスを開設した。継続学習の重要性を感じ、個人スクールを始める。同年、プロコーチ育成と継続学習の機関として一般社団法人ジャパンコーチラーニングを立ち上げ、国際コーチング連盟認定プログラムICF レベル1、レベル2を取得しオリジナルプログラムのトレーナーとしてプロコーチ育成に取り組んでいる。

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15年目に訪れた、再会

30歳のある日、本屋で「コーチング」という言葉に出会いました。いわば「なんだこれ!」という衝撃。コーチングが日本にやってきてしばらくのことです。その本の内容はビジネスコーチング。当時私は専業主婦だったので、本に書かれているシチュエーションに活用イメージが持てず、途中で断念しました。

興味も離れ、そこから15年。夫の単身赴任がはじまり、家計が二重負担となり働くことになりました。当時子供は小学校低学年で、何社も面接に落ち、やっとたどり着いた事務の仕事をパートタイムでしていました。ある日、同僚がコーチングを教えていることを知り、久しぶりにコーチングという言葉に再会しました。興味津々で話を聞くうちに、かつてのコーチングへの興味が蘇りました。彼女のふるまいを見ていると、自由奔放なキャラクターなのに、どんな人ともうまくコミュニケーションをとっていることに気が付きました。会社の気難しいといわれる工場長でさえも、彼女には心を開いているように見えたのです。当時私は高いコミュニケーションを社内で求められていて骨が折れていましたが、少し彼女の真似をして話してみたら上手くいったのです。

コーチングで得た、この上ない喜び

そして、数年後。だんだんと今の仕事がなんだか物足りなくなってきた時、結婚前に教えていたお琴や着物の着付けを教える仕事を再開することにしました。コミュニケーションの力を高めることが必要だなと思ったので、かの同僚にコーチングを教えてもらうことに。知れば知るほど、魅了されました。特に私には、相手と対等に関わること、そして相手を信頼、尊重するという考え方が馴染みました。GROWモデルも大好きで、これを使えば自分を制限せずに、何でも実現できてしまう。少し前までは専業主婦をしていて社会とのつながりも少なく、外に出るのも勇気がいりましたし、不安もありました。コーチングを学び、少し悲観的な思考から、自分でなんでもやりたかったらできる!にマインドチェンジしたように思います。
私の実家は家具屋をしています。買うものの選択肢が少ない田舎で、父は自分が心からいいと思ったものをお客様に提案し、喜んでいただくような商売をしていました。メーカーともお客様ともよい関係を築いていました。私にとっての「家具」はコーチング。自分でいいと思ったものを伝えていきたいと思ったのです。これは、父から受け継いだマインドなのかもしれません。
そして私はコーチングをやっていきたいと心に決め、民間のコーチング資格を取りコーチングの仕事をスタート。初めてクライアントさんからお金をいただいた時は、プロとして貢献できたというこの上ない喜びを感じました。そこからコーチングは私の生きる糧になりました。

未知の世界とは、斜面に体をゆだねるスキーのよう

コーチになってからは毎日がとにかく楽しかった。交流会に行って出会いに恵まれたり、色々な人の話を聞く機会もたくさんありました。毎日夢中でコーチングセッションをしていました。そして教えることが楽しそうに感じたので、プログラムで学び、講師にも挑戦。そのうちに決まった内容を教えることに飽きてしまい、自分でプログラムを作るようになり、オフィスを立ち上げました。私にとって「飽き」がでるのは、制限されたとき。自由にやりたいことをしたいんです。
私は未知の世界に飛び込むことが好き。小さいころからスキーをするのが得意なのですが、頂上から下へ降りるとき、谷に身をゆだねるような、身を投げるような感覚になります。とっても怖いのですが、勇気をもって飛び込めば、板が斜面をキャッチして安定しコントロールができる。この、今からすべるぞという、恐怖心とともにいる感覚が好きなのです。生きているなあと感じます。コーチング、国際コーチング連盟での活動、事務所を立ち上げること…すべて本当に何にもわからないところからスタートしてきました。きっと板がキャッチしてくれるので、きっと私はできるだろうと自分を信じています。

コーチングをするのも、教えるのも情熱をもってやっています

やろうと思ったら、何でもできる

私は機会の平等性を大切にしています。学びたいと思う人が、平等に学びの場を与えられる環境にしたい。この思いは私のあらゆる活動の根底に流れているものです。プロコーチとしての孤独な活動やさらなる成長の場の必要性を感じ、当時はまだあまり知られていなかった国際コーチング連盟の資格取得のサポートと継続学習ができる場を作りたいと思い、一般社団法人ジャパン・コーチ・ラーニングという団体を仲間と立ち上げ、共同代表理事を務めています。

最後に、皆さんにお伝えしたいのは、「何事も、やろうと思ったらできる!」ということ。理由はシンプルで、できないと思ったら無理だからです。例えば、コーチングを学びたいと思うなら、「向いているかどうか」ではなく、「学びたいのだから必ずできる」と信じてほしいです。このフロリダでの写真は、専業主婦だった私には決して想像できなかった未来。未来は本当に想像を超えるということを実感しています。

私は道をみつけるだろう。
さもなくば、つくるだろう。

これは私の大好きな言葉で、私の人生そのものだなと思います。

2023年、フロリダで行われた国際コーチング連盟のイベント「コーチング・コンバージ」にて。共同代表理事を務める団体の理事たちと、憧れのジャネットと一緒に

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▼西村 慶子コーチの詳細なプロフィールはこちら

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