THE COACH Meetに登録する、三神良子(みかみ りょうこ)さんはコーチングをベースにセルフコンパッションの講座や大学の講師など、幅広く活躍されているにこやか、そしてエネルギー溢れるコーチです。今回のnoteでは、そんな三神さんの衝撃的なコーチングとの出会い、そして人生の転機と今についてお話を聞きました!
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コーチングとの出会いは衝撃体験!
新卒で外資の金融機関に入社し、メンバーをマネジメントする際、ティーチングではなくコーチングが必要だという認識から、研修の一環でコーチングの講座を受けました。私は今まで、マネジメントにおいては部下をどう変えるかが重要だと思っていましたが、自分が変わらなければいけないということに気づかされました。
この経験はまさに天と地がひっくり返るような衝撃。私は相手に対して好奇心を持っていないという自分の弱みに気づいてしまいました。私は家庭の問題もあり、相手に踏み込むことを恐れていたし、仕事ではやることはやればOKといった感じで、メンバーのプライベートに関心は払ってきませんでしたが、コーチングはそうではない。部下との距離が縮まらないなあと思っていましたが、その人のすべてを受け入れて、相手に注意を向けることで関係が変わり、信頼が生まれたのです。距離が近づくと慈しみの気持ちがわき、今までは目の前にあるのに、見えてないものがたくさんあったことを痛感しました。分かり合うことの大切さを教えてもらった気がします。
人生を作っていくのは自分なのに、逃げていた。
コーチングを学び、実践する中で、いつかは会社を辞めて独立したいという思いが芽生えました。そのために様々な準備を進めてきましたが、踏ん切りがつかない日々が続いていました。ある年末、同僚と大喧嘩してしまい、最悪の年末年始となりました。
その同僚とは一緒にいた7年間でケンカし尽くしてしまった感じ。相性が悪い関係ではありましたが、良好な関係を築こうと努力していました。それでも苦しくて、何が問題なのか理解できずにいた時、ふと自分の問題であることに気づきました。
この状況にしがみついていたのは自分。会社を辞める選択があるにもかかわらず、それに気づかないふりをし続けていたのです。人生を作っていくのは自分次第であり、決定権は自分にあるにも関わらず、社会や会社にその権利を委ねていたことに気づきました。年明けすぐ、会社に退職することを伝えました。
また、コーチングスクールのあるクラスに進むか悩んでいた時のことです。私にがんがあることが発覚しました。自らの死に直面したとき、「先延ばしをしていたら、後悔する。やりたいことがあるならやっておかなくては」と強く思うようになりました。
これらの経験から、「自分に正直に、自分が選んで、自分が納得できる人生を歩もう」と決意。今も大切にしている私の価値観です。
濃く幸せな人生。自分が一番の味方でありたい
独立して5年が経ち、濃密な人生を歩んでいる実感があります。各年が思い出深く、その年ならではの出来事が鮮明に思い出されます。独立したことで、予想もしなかった素晴らしい経験や景色に出会うことができました。ふとした瞬間に、「今、悩んでいない。幸せだなあ」と感動することがあります。
コーチングを学ぶ前は不安に押しつぶされ、日々さまざまな問題に悩んでいましたが、学びを深めることで気持ちが楽になりました。私は内面を深めることが好きで、コーチングだけでなく、フォーカシングや成人発達理論、セルフコンパッションなども学び、講座の提供もしています。
「学んだことを講座にするのってすごいね」と言ってもらえることがありますが、相手に好きなことを伝える時、純粋で好奇心いっぱいに関われるから好きなんです。その上で、相手がその学びで幸せになってくれたら、なお良いですよね。
クライアントとは信頼関係を築き、一緒に目標に向かって進みたいと願っています。クライアントが自分自身を励ますことのできる心を育むお手伝いがしたい。コーチはクライアントを最大限サポートしますが、24時間一緒にいるわけではありません。だからこそ、自分が力強い味方になれるようになることが最高の状態だと思います。コーチとして、未来を想像できないような素晴らしい未来を作り上げることができるよう、クライアントが成長していく姿を願っています。
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